歩いているときに、どこをみて歩いているのか(どこが見えているのか)?
これは、歩き方や足の疾患の改善にはもちろん、腰や肩の疾患の改善にもとても影響する、ものすごーく重要なポイントになります。
あなたは、どの辺りを見て歩いていますか?
正解というか、理想はというと“まっすぐ前を見て歩く”です。
な~に当たり前のことを言ってるんだろう?と思った方、違うんです。
結構な数おられるんですこの答えに「えー、そうなんだ!」と驚く方や「やってないわ」とハッとする方が。
私も毎日姿勢や歩き方の指導をしていて気づくことができたのですが意外に多くの方がまっすぐ前を見ておらず、ほんの2~3メートル先の地面を見て歩いておられるのです。
でも普段誰かと「どこ見て歩いてる?」なんて確認する機会が無いので前を向いている人、足元を見ている人、それぞれみんな“自分は普通”と、思って歩いているのです。
もし機会があったら、町で歩いている人々を観察してみてください。
誰かに迷惑を掛けていなかったり、体調に問題が無ければ、どこ見て歩いたっていいんですが、2~3メートル先の地面や足元を見て歩いている方は、足のむくみに悩んでいたり、肩こり(正確に言うと首コリ)にお悩みの方が多いはずです。
なぜかというと、目線を下げて足元を見ると頭は前傾し、その重みを首で支えることになります。
頭の重さはおよそボーリング玉ぐらい(5~6キロ!)結構な負荷を首に掛け続けることになります。
ちなみにこの、目線を下げあごを引き頭が前傾した状態を“ストレートネック”と言い、ひどくなれば頭痛や頚椎ヘルニアの原因にまで繋がります。
さらに頭の重みで体全体も前傾してしまい、前につんのめるように歩くことに繋がります。
この手の歩き方をする方は、上げたつもりの足が上がらず、何も無いところでつまずくことが増えてきたりもします。
できれば、やめたほうがいいですよね、足元見て歩くの。
でもそんな方たちに顔を上げて歩きましょう、とアドバイスすると「足元を見ないと危ないですよ」って言われちゃいます。
前を見て歩いている方にとっては当たり前ですが前を見ててもちゃんと、足元もなんとなく視野には入っていますよね。
“自動車や自転車を運転するときの視点”、と思ってもらえれば分かりやすいかと思います。
今まで見ていたところに、近づいていくわけですし、何か転がってきたぐらいなら、視野に入りますし、段差があるところはそのときだけ下を確認すればすむことですしね。
これぐらいの改善で、首こりや頭痛が減れば、すごく楽じゃないですか?
あなたも歩くときの目線を、確認してみてください。
当センターでお教えしている正しい歩き方をすれば、自然に目線は上がるようになっています。
良ければ一度ご相談くださいね